Nature home

2016年09月

先日訪れたドイツのエコ建築ツアー。


環境先進国のドイツで一般の人では
なかなか見ることのできない
エコ建築物を見学したのですが、


その建築物がどんな仕様でできているか、
どんな構造のものなのか・・・


ということよりも
ドイツ人のエコロジーや環境に対する考え方
を学べたことが、私にとって大きかった・・・
そんな旅になりました。

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ドイツエコ建築で大切な3つのこと

ドイツのエコ建築の考えは、
主に次の3つのことを
とても大切にしていました。



・持続性
・低エネルギー
・厳選された材料


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持続性とは、
今だけを見るのではなく、
3世代4世代先に繋げる住宅。


最初に訪れた、ドイツ第2の規模の都市であり
最古の港町であるハンブルグの街には
古いアパートが建ち並んでいました。


そんな雰囲気のあるアパートをよく眺めてみると
しっかりと改修されているのです。

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窓は断熱サッシになり、外壁の断熱も強化されています。
建物を長く使うことを大切にしていることが
街を見ているだけでも伝わってきます。



持続性とは長く住めることということなのですが、

人間の本来住む自然環境を大切にするためには、
環境と建築は切り離せない

という考え方が根付いているようですね。





大学内にも保育所が設置

ベルリン郊外のエーベルスヴァルデ大学は
森の中に建設されていて、
まさに自然との融合の建物でした。


建物の外観が違和感なく自然と調和しているか、
ということだけではなく、
学生はもちろん、先生までもが大自然を感じながら
教室で講義をすることのできるように考えられていましたよ。



また、大学内には保育所があり、
ママである学生も安心して学ぶことができる環境なのです。

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「子供がいるから学校に行けない

というのは障害の理由にはならない」

という考えには感動です!
まさに、これからの環境を考えているのだと思いました。





ドイツの低エネルギー建築

低エネルギーに関しても、
日本よりはるかに先をいっている印象です。

バスに乗ってアウトバーンを走っていると
風車を頻繁に見かけましたし、

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木を原料とした燃料である、木質ペレットも
積極的に使用しているようです。


木質ペレットとは、間伐材や未利用樹、 木材工場か

ら排出される残廃材等を顆粒状に砕き圧縮後に固めて

形成される下の写真のような固形燃料で
ドイツなどヨーロッパを中心に使用されています。
 

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また、エコ建築物を見学すると、
どの建物も大きな換気システムが搭載されていました。


それにより、ドイツの寒い地域でも
低エネルギーで快適な暖かさを保ったり
きれいな空気で生活できるということ。


こういったシステムを導入することについては、
賛否両論あるかもしれませんが、
住環境を快適にしたいというのと同時に
自然環境を大切にする意識から
きているのではないかとも感じました。


実際に太陽光などの自然エネルギーを利用して
ゼロエネルギーをクリアーしていることに納得です。




塗料をサラダにかけて食べる!?

厳選された材料とは、
本物の材料であると同時に、

体に害のある材料であってはならない

ということが、
根本的な考え方にあるようです。


体に害があってはいけないっていうのは、
当たり前なのですが、
その点に関しても日本の基準はドイツに比べ
ものすごく低いと感じずにはいられません。


ユルツェンの自然塗料メーカー「リボス」へ行きました。

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亜麻仁油を原料とする塗料を作っていて、
工場内は亜麻仁油のほのかに甘い香りが漂っていました。


亜麻の実の搾りかすが山になっていたのですが、
口にすることもできてしまうくらい安心材料とのこと。

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ランチには、塗装にも使う亜麻仁油をかけたサラダを
美味しくいただきましたよ。

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ドイツでは、
安心安全はもちろん建材だけでなく、
食べ物を中心として衣食住において言えること。


だから、
食べ物にこだわって体にいいものを摂るけれど
家という住環境には無頓着・・・ってことは
ないんじゃないかな?


住まいも食べ物同様に安心で健康なものでないと
いけないと思っているのだと感じました。



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また、ドイツ人は最終的には「自己責任」という考えらしいです。
一人一人の物事に対する意識が日本人とはきっと違うのですね。



・持続性のある建物の建築には本物の材料を使用すること。
・建物の建築時には費用をかけて快適性を高めた上で、低エネルギーでランニングコストを抑えることが大切。
・建物は環境と一体となっていなければならない。体を害する材料の使用はもってのほか。

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ナチュールホームの家づくりと
考え方の根本は同じだと思いました。
まだまだ学ぶべきことはあると感じていますが、
どれも私たちが大切にしていることです。




ドイツ人の国民性とは?

たくさんのドイツ人の方にお会いして
話を聞いて、日本人以上に真面目な国民性も感じました。


日本人は「相手に合わせる」と
良くない意味でいうことがあるけれど、
「相手に合わせる」ということは
「相手のことを察してあげられる」という
いい意味でもあるんだな、と思ったことは
ちょっとした発見(笑)

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写真は有名建築家や芸術家が学んだという
伝統ある学校、バウハウスの前で
ガイドのケーニッヒさんと主人と一緒に。





ゆるーくドイツ旅行記を書くつもりが
真面目な建築のお話になってしまいました(笑)


9日間という短い間でしたが
感じたことは他にもたっくさんあります!


これからもちょくちょく
ドイツで体験してきたことを
お伝えできればと思っていますので
またどうぞお付き合いくださいませ。


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ナチュールホーム
高橋紀子
 

先日ドイツへの建築視察ツアーへ
社長とともに参加してきました。

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今回の建築ツアーは、
ナチュールホームでも使用している
スイス漆喰や自然塗料を扱っている
イケダコーポレーションさんが毎年行っている
環境先進国のドイツでエコ建築を学ぶ「エコバウツアー」。


写真はハンブルクの市庁舎で
ナチュールホームをいつも応援してくださる
営業の射場さんと一緒に。
ぎりぎりの参加希望にもかかわらず彼のおかげで
ツアーに参加することができました。

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写真に写っているドイツ人の男性、
建築家であり教授のケーニッヒさんが
ツアーのコーディネイトとガイドを
してくださいました。

隣はドイツ在住35年で通訳のグリムさん。
彼女のプロフェッショナルな仕事ぶりは感動!


忙しい中、9日間もの間日々の業務に
携われないことに私も社長も不安を感じており、
毎年参加を見送っていたのですが、
今回も仕事のスケジュールが
いっぱいの中ではあったのですが、
色々なタイミングが合い、
会社のスタッフ、家族の協力、顧客様のご理解のもと
参加させていただくことができました。


みなさんに温かく見守ってくださっていただいた
おかげで行くことのできたエコバウツアー。
帰ってきてからの自分の考動が
変わってきたことを実感しています。
皆さま、本当にありがとうございました!


今回のドイツ研修ツアーでは、
10年前にドイツに観光で行ったときとは
得られたものが大きく違っていました。


前回は、ドイツのまるで中世のような素敵な街並みに
ただただ感激したことが心にずっと残っていて、
また訪れたい国ナンバーワンに。


今回のツアーでは、
ドイツの建物やエコ建築に対する
ドイツの人の考え方を通じて
観光で訪れた時には感じることのできなかった
ドイツを見ることができました。
日本のいいところも再認識。

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観光や自由時間はほとんどない
エコ建築を巡るツアーだったのですが、
自由時間や夜ご飯の時間も
有意義な時間を過ごすことができました。


というのも、今回のツアーでは
建築関係のお仕事をされている
志の高い方達とご一緒させていただいたから。


ともに学び、情報交換をし合い、
たくさんの刺激をもらうことが
できた9日間でした。

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次回のブログでは、
私が感じたドイツについて
綴っていきたいと思いますので
どうぞお楽しみに( ´ ▽ ` )ノ


今回の旅の様子は少しだけ、
私のFacebookページにも掲載しています。
よかったら、合わせてご覧になってみてくださいね!







 

健康のために食べ物を気をつけて
いらっしゃる方は多いのではないでしょうか?



食べ物は気をつけていても
見落としがちなのが
毎日吸っている
空気



空気は目に見えないので実感がないのですが、
人が一日に吸う空気の量は
約14,400リットルと言われています。
重さにして約20キロ、
ごはんにすると100杯分にもなります。

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吸った空気の酸素は肺から血液によって
全身の細胞に行き渡ります。
空気中に有害なものがあれば
体に悪影響を及ぼす
ことになってしまうのです。



健康のために食べ物に気を使うのと同様に
家の中の
空気質にも気をつかわなければなりません。
そのくらい
住宅の室内環境って大切だと思うのです。

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空気質がいい家とは?
どうしたらつくれるの?


についてはまた別の機会にお話したいと思いますが、




健康な家に住んだら
健康に暮らせるかについて。



健康な家の定義が、
「空気質のいい家」だとしたら、


私の考えで言えば半分はYESで
半分はNOだと思っています。



いくら健康な家、空気質のいい家に住んでも、
添加物の多い食べ物を頻繁に食べていたり、
必要以上に薬を摂取する生活を続けていたり、
強いストレスを感じながら毎日を送っていたりすれば、
当然そのうち体や心が悲鳴をあげることになるでしょう。





住宅の室内環境だけでなく
どのように暮らすか
ということがとても大切だと思うのです。

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私自身、自分や家族が健康に
暮らせるために様々なことを
取り入れて生活しています。



その一つが
子供や自分自身の体づくり。
体づくりや病気のケアの方法を学びました。



うちの子供達は、健康な家に暮らしていて
日頃から予防を取り入れたスキンシップを
大切に生活しています。
そんな我が家の子供達が病院に行くことといえば
予防接種のときと、
出席停止の病気にかかったときくらいです。




熱を出すことも年に数回ありますが、
病院へは行くまでのことはありません。
子供の様子を見て、
温めてリンパの流れをよくしてあげることで
次の日には熱も下がり
元気いっぱいになっているのです。




病気になったらすぐに病院へ
連れて行って薬を飲むのでなく、
病気になりにくい体を作り、
自然治癒力を高め、
もし病気になってしまっても、
ママの手で治してあげること
ができたらいいと思いませんか?



いったいどうやって?



とお思いの方は
9月6日(火)開催
「スキンシップたいむ体験会」
にお越しください。

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何百人もの親子をみてきた助産師のカズミン先生が
健康な子供が育つために大切なことをお話ししてくださいます。

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例えば、前回の講座でカズミン先生が
おっしゃってた風邪の予防の一コマ。



「子供の足の裏を触ってみてください。
冷たいと思ったら靴下を履かせてあげて。」



「ポイントは表面の冷たさじゃなくて、
ぎゅっとにぎってじわっと温かさが
もどってくるかどうかです。」




言葉ではちょっとわかりにくいけれど、
講座では実際に子供達に触れて、
感覚で理解
できると思います。



「ここをなでてあげると免疫力が高まるから
風邪の予防になるんですよ。」




そんな、具体的なスキンシップを
教えてもらえるから実践しやすいと
前回の参加者の皆さんにも評判でしたよ!



前回大好評だったので、
10月から同じ内容で開催します。
詳しくはこちらからご覧になってくださいね!







また、
大人の方の体づくりについては
毎月ショールームで開催の
「ビューティフルヨガ」がオススメです。

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こちらはヨガを楽しむというより
ヨガのできる体を作ることに時間をかけています。
こちらからチェックしてみてくださいね!
9月6日のヨガは
残1ですのでご予約はお早めにどうぞ。
※好評につき満員御礼となりました。


次回は10月11日(火)予定です。
9月6日のヨガが終わり次第、
ナチュールホームの
ホームページにて
ご予約開始いたします。

 

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